■ ID
| 1397 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 沿道と一般環境における大気中ナノ粒子の粒径分布の長期観測(2004−2010)
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■ 著者
| 高橋克行
(財)日本環境衛生センター 藤谷雄二
(独)国立環境研究所 伏見暁洋
(独)国立環境研究所 長谷川就一
埼玉県環境科学国際センター 田邊潔
(独)国立環境研究所 小林伸治
(独)国立環境研究所
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第52回大気環境学会年会、平成23年9月15日 |
■ 抄録・要旨
| 大気中のナノ粒子(粒径50nm以下)は、健康影響が懸念されている一方、大気中での動態や経年変化の要因は不明な点が多い。そこで、道路沿道2地点と一般環境2地点において長期観測を実施しており、過去6年間の観測結果と、気象要素や大気汚染物質との関係を解析し、沿道と一般環境での挙動を考察した。20nm以下の個数濃度(N20)は、池上(沿道)では冬季に増加し夏季に低下する明確な季節変動が見られたが、綾瀬(一般環境)では冬季にわずかに増加する傾向が見られた。N20と気温の関係は負の相関を示し、池上ではそれが明確に見られたが、綾瀬ではわずかだった。N20とNOxの関係は正の相関を示し、池上ではそれが強く見られたが、綾瀬では弱かった。池上では自動車排ガス中のエンジンオイルや燃料由来の成分が凝縮して生成しており、綾瀬では沿道から拡散してくるナノ粒子の影響と考えられた。
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